【インタビュー】リモートワーク3年目エンジニアが哲学カフェで学ぶ「人との関わり方」【めんだこさん】

フリーランスのWebエンジニアとして技術の世界で活動しながら、哲学カフェでは深い対話を求めて参加を続ける——。そんなめんだこさんが語る「お金ってなんだろう?」という問いには、技術者ならではの論理的思考と、人との対話を通じて自分を知りたいという温かい想いが込められています。
今回は、リモート中心の仕事の中で「人との関わり方」を学びたいと語るめんだこさんにお話をうかがいました。
🗣 インタビュー:めんだこさん(インタビュアー:サヤン)
📅 実施日:6月某日
まずは自己紹介と、普段の活動について教えてください。

めんだこと申します。フリーランスのWebエンジニアとして働いていて、今年で3年目になります。
普段は哲学カフェに定期的に参加していて、リベシティ経由で知り合った仕事仲間との技術交流も楽しんでいます。
週1でバスケをしたり、読書も好きで、そんな感じで時間を使っています。

エンジニアをされながら哲学カフェにも参加されているんですね。
哲学カフェに関わるようになったきっかけは何でしょうか?

リベに入って間もなく、哲学カフェのチャットを発見したのがきっかけです。
横浜オフィスでの対面開催が初参加の場だったのですが、周囲にいなかった「考えるのが好きな人」と出会えて、深く考える場があることに感動しました。
その後、積極的に関わるようになって、今回は出店メンバーに加わることになりました。

「考えるのが好きな人」との出会いが大きかったんですね。
今回のフェスでは、どのような役割を担当されていますか?

当日はファシリテーターとして対話の進行を担当します。
準備面では、ブログ関連のシステム整備を主に担当していて、必要に応じて裏方業務や広報活動にも協力しています。
苦手意識はあまりないのですが、裏方の発案や準備は「気づくと自分に振り返ってくる」こともあって(笑)。

システム整備から裏方まで幅広く活動されているんですね!
ファシリテーターとして、今回話してみたいテーマはありますか?

「お金ってなんだろう?」というテーマで話してみたいです。
フェスのテーマにもぴったりですし、広くて曖昧な問いだからこそ、さまざまな視点から掘り下げられそうだと思うんです。

確かにお金の勉強フェスにぴったりのテーマですね。
めんだこさんから見た、フェスにおける哲学カフェの魅力は何でしょうか?

お金について「考える」こと自体が、自己理解や価値観の明確化につながると思うんです。
「何のためにお金を使うのか?」という問いは、自分の人生観にも直結していますよね。
一人で考えても整理しきれない”思考のもや”を、対話を通じてほぐす場になると思います。

「思考のもや」という表現、とても分かりやすいです。
最後に、今回の出展を通して期待する成長や気づきがあれば教えてください。

普段はリモート中心の仕事で、人と深く関わる機会が少ないんです。
対話の中で「違う意見のくみ取り方」や「接し方」など、人との関わり方を実践で学びたいと思っています。
自分探しというより、まだ知らない”自分の一面”に出会えたら嬉しいですね。

「技術畑で生きてきたけど、人と深く対話する場に惹かれた」——そんなめんだこさんの静かに燃えるような知的好奇心と誠実な姿勢が印象的でした。技術者として論理的に物事を捉える一方で、「人との対話を通じて自分を知りたい」という想いが、今回の参加への原動力となっています。
「お金ってなんだろう?」という根本的な問いを投げかけることで、参加者の皆さんにとって新しい気づきの場を創り出してくれることでしょう。
哲学カフェに集う人の中には、「人との対話が得意だから」ではなく、「苦手だからこそ、向き合ってみたい」という人もいます。リモートワーク中心の環境だからこそ感じる「人との関わり方を学びたい」という率直な想いは、多くの現代人に共通するものかもしれません。そのチャレンジ精神に、きっと多くの人が共感するはずです。